お墓・墓地や葬儀等に関するちょっとした知識
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No.3:納骨堂(のうこつどう)
納骨堂は遺骨を収蔵する施設のことを言い、遺骨を土に埋めないというところがお墓との大きな違いとなります。(ただし、法律的にはお墓と同じ扱い)
「墓石を建てる必要がない」、「墓地より安価」、「屋内で管理がしやすい」といったことなどから需要が増えてきています。
また、通常のお墓とは異なり、あらかじめ入ることのできる年数が決まっていることがありますので事前に確認しておきましょう。
No.4:最近の葬儀事情
葬儀とは「葬送儀礼」の略語で、死亡から二日間の葬儀式、更に納骨までを言いますが、一般的には二日間の通夜、告別式を指して言われています。
ですから「葬儀をしないという方は」埋葬・納骨を含めては言ってないと思います。
葬儀は「見栄」と「恥の」文化といわれて言われていますが、バブル時多くは華美な葬儀でしたが最近では葬儀の規模も家族単位で行う「家族葬」から、一般的な葬儀、社葬まで多様化しています。
戦後少子化が進み、団塊の世代が増え約20年後には今の死亡者(現在道内では約4万人)が北海道では倍の年間8万人、全国では200万人になると言われています。
当然葬儀業界等はビックビジネスと捉え新規参入及び、斎場などの専門式場が増えています。
最近のテレビ、新聞などの広告宣伝を見ても「葬儀会社」のコマーシャル等が増えているのがそれらを裏付けていますし、会員の獲得競争に拍車をかけ自宅に勧誘の電話、訪問が無い日は無いと言われています。
以前は病院などに葬儀社が営業活動を行いましたが、昨今は生前に葬儀見込み客を勧誘する営業に転化しています。
業界から見た場合「死体争奪戦」から「生体争奪戦」に営業方針を変えたことになります。
葬儀の情報公開が進んでいますので、利用者の選択粋が広がり望む葬儀がしやすくなりましたが、会員制度、葬儀社選びは多くの情報収集をし慎重に検討、決定すべきと思います。
葬儀の歴史を見た場合、家単位の葬儀から、親族、地域、職場などと拡大傾向で道内の平均会葬者数も、200人位から最近は100人前後と少なくなり家単位(家族)を中心にした葬儀に戻りつつあると思います。
元気な生前からに自分が望む葬儀を考える人達が増え、中には葬儀代金、遺影写真等を準備している方も多くいます。
平成9年から市民団体「現代北の葬儀研究会」の活動を通じて葬儀の情報公開セミナーを札幌市・旭川市・釧路市・伊達市・苫小牧市・函館市・八雲町・由仁町等で行い、参加者は10,000名を越えています。
更に同団体では「北の葬送文化展」葬儀用品の展示、価格公開、模擬葬の開催などを5回行い市民から賛同と支援の輪が広がっています。
No.5:お墓について
庶民がお墓を造るようになったのは、江戸時代幕府の民衆統治制度である檀家制度が軌道に乗ってきたころからです。
一つの墓に何人も入るという「家の墓」が一般化したのはもっとずっと後で、明治30年代後期です。
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